ドクターズインタビュー
院長インタビュー
女性の生涯の健康維持に携われることに魅力を感じて
産婦人科医の道を歩み始めました
産婦人科医を目指されたきっかけは？
医療の中でも産婦人科はやや特殊な診療科目で、腫瘍に対する外科手術も行いますし、婦人科疾患に対する内科的な診療も行います。
そういう意味では女性の健康、それも生涯にわたって女性の健康をお守りすることになる科目で、そうしてトータルに女性の健康が診られる部分に魅力ややりがいを感じて産婦人科医を目指しました。
あと、大学（※大阪大学）の医局に入局する際、尊敬できる先生、先輩、同級生が産婦人科の医局に多く集まっていたことも大きかったですね。
そういう恵まれた環境に身を置き、医師としての自身のキャリアを積みたいと思ったのもきっかけの1つです。
2006年にクリニックを開設されましたが、どんな思いで独立を？
それまで大学病院などの基幹病院で診療を続けてきていましたが、自宅からも近い堺市という地域に根付いて、より患者様のそばで自分が理想とする診療を実現させたいと思い、徳川レディースクリニックを開設しました。
地域にお住まいの女性のかかりつけ医として、何でも気軽に相談できる場所でありたい、そんな思いで毎日診療を行っております。
徳川レディースクリニックの診療理念は？
“すべての女性に安全・安心な医療を”
これが当クリニックの診療理念です。
婦人科疾患や生理のお悩み、子宮がんの予防、望まない妊娠、避妊など、女性のお悩みは様々ですが、それら1つ1つにしっかりと耳を傾けて、不安を安心に変えたいと思っています。
当クリニックへお越しいただき、症状やお悩みをお話しいただいても、必ず原因がわかるとは限りません。
それでも、今ある症状が緊急を要するものなのか、しばらく経過を診ても大丈夫そうなのかなどをお伝えするだけでも、不安を解消してさしあげることはできると思っています。
さらに当クリニックで対応するのが難しいと分かった時には、必要な検査・治療が受けられるように適切な専門機関をご紹介させていただきます。
このように当クリニックでの診療を通じて、何らかの“答え”のようなものを手に入れてもらい、不安な心を少しでも解消していただければと思っております。
患者様の“本当のお悩み”にアプローチするために
信頼関係・コミュニケーションを大切にしています
患者様からお悩みをおうかがいする時に大切にされていることは？
患者様の“本当のお悩み”にアプローチできるようにすることです。
例えば「お腹が痛い」とご相談いただいた場合でも、実はほかのことも相談したいということがよくあります。
「実は…不妊で悩んでいる」「セックスの時に痛みがある」など、その方がなかなか言い出せない、相談できないお悩みの存在をできる限りキャッチしてアドバイスできるような、そんな診療を心がけています。
そのためにも、患者様との信頼関係はとても大事で、自然と患者様が心を開いてくれて“抱え込んだお悩み”をお話しいただけるように、お一人おひとりとしっかりコミュニケーションをとり、安心感・信頼感に繋げるようにしております。
「女性医師の方が色々相談しやすい」という方もおられると思いますが？
確かに女性医師の方が相談時の心理的ハードルが低い方もおられるでしょうが、私はもう長年産婦人科医として診療を続けておりますので、“男性と女性”というよりも“医師と患者様”という感覚の方が強いので、あまり性別のことを気にされずに安心してご相談いただければと思います。
また「生理痛など、女性特有の悩みは女性医師の方が詳しく診てくれる」とお考えの方もおられるかもしれませんが、ここでもやはり医師の性別の違いはあまり関係ないと思っていて、むしろ生理痛を体験したことがない男性医師の方が、より客観的に診察できる場合もあります。
女性医師の場合、女性特有のお悩みに共感しやすい部分はあるかもしれませんが、そこに自身の主観が入ることが考えられます。
例えば、「生理痛がひどい」という方がおられたとして、でも診察する女性医師はこれまであまりひどい生理痛を経験したことがないとします。
すると、そのお悩みに対して自分の経験が入り込むことが考えられ、必ずしも共感できるとは限らないと言えます。
経験・体験が診療の足を引っ張るケースもあるのです。
そう考えると、男性医師と女性医師それぞれのメリット・デメリットがあり、どの医師を選ぶかのポイントは性別ではなく、あくまで医師としての知識・技術・実績ではないかと思っています。
“女性に安全・安心な医療を”
産婦人科専門医が幅広いお悩みにお応えいたします
徳川レディースクリニックの診療の特徴を教えていただけますか？
診療理念の部分でもお伝えしましたが、まずは女性に安全・安心な医療をご提供していること。
また日本産科婦人科学会専門医として、婦人科疾患、妊婦健診、性感染症、中絶手術、ピルの処方など、幅広い女性のお悩みにお応え可能なことなのでしょうか。
特に私はこれまでに地域の基幹病院で多くの分娩を経験しておりますので、その経験を活かして各種合併症の早期発見や早産の兆候に気づくなど、安心してお任せいただける妊婦健診を行わせていただいております。
そうした診療の部分以外にも、待合と診察室の間に中廊下を設けて、診察時のお話が外に聞こえないようにしたりするなど、安心な受診に繋がるきめ細やかな配慮も心がけております。
そして当クリニックでは妊娠12週未満（妊娠11週6日）までの初期中絶手術に対応しておりますが、WHO（世界保健機関）が安全性を認めている“吸引法”によってのみ手術を行っていて、手術時間の短縮や痛みや出血の抑制に努めています。
ライフステージに応じて様々なことでお悩みになるかと思いますが、それらに対して適切にそして親身に向き合うクリニックの姿勢、これが一番の特徴であるいう風にも言えるかもしれませんね。
どんな症状がある時、クリニックへご相談いただきたいでしょうか？
子宮筋腫や子宮内膜症の症状がある時、また生理痛や生理不順などでお悩みの時、おりものの異常をお感じの時、また性感染症の症状に気づいた時など、どんなことでもかまいませんので何でもご相談いただきたいです。
当クリニックは地域の女性のかかりつけ医として、幅広いお悩みにしっかりとお応えいたしますが、すべての症状・病気・お悩みを当クリニックだけで解決できるとは考えておりません。
診察や検査をした結果、より詳しい検査が必要だったり、専門的な治療が必要だったりするような場合には、適切な専門機関をご紹介させていただきます。
そういう意味では、“女性特有のお悩みの相談窓口”としてご活用いただければと思っています。
最後に、HPをご覧の女性にメッセージをお願いします。
当クリニックへお越しになる患者様は何かしらの症状や異常をお感じになり、不安な心を抱えてご来院されるわけなのですが、徳川レディースクリニックではその不安を解消して“安心”に変えられるように、親身に丁寧に診させていただきます。
もちろん、当クリニックで症状・異常の原因がわかり、適切な治療が受けられるのが一番なのですが、それが難しい場合でも責任を持って地域の基幹病院などをご紹介して不安の解消に繋げさせていただきます。
日本産科婦人科学会専門医としての専門性を活かして、様々な不安にお応えいたしますので、どうぞお気軽にご連絡ください。
