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【コラム】ピルを飲み忘れた場合はどうすれば?

低用量ピルは、決まった時間に毎日服用することで高い避妊効果を発揮します。

しかし、忙しい日常の中でうっかり飲み忘れてしまうこともあるでしょう。

ピルを飲み忘れた場合、いつ気づいたか、何錠分忘れたかによって対応が変わります。

間違った対処をしてしまうと、避妊効果が下がったり、体調を崩したりすることもあります。

今回は、低用量ピルを飲み忘れたときの正しい対応方法を、状況別にわかりやすく解説します。
自分の体を守るためにも、正しい知識を身につけておきましょう。

ピルの飲み忘れに気づいたらどうする?

低用量ピルをうっかり飲み忘れてしまったら、気づいたその瞬間に1錠服用してください。そして、通常の服用時間になったら、いつも通りもう1錠を飲みます。このように、1日に合計2錠を服用することでリズムを立て直します。

ただし、連続で複数日分を飲み忘れた場合や、服用スケジュールによっては避妊効果が不十分になる可能性があります。

不安な場合は、医療機関に相談し、必要であればアフターピルの使用も検討しましょう。

ピルを1日だけ飲み忘れたときの対処法

1錠だけ飲み忘れた場合は、思い出したタイミングですぐにその分を服用しましょう。

その後は、いつもの時間に次の錠剤を飲めば大丈夫です。

このように調整すれば、避妊効果は基本的に保たれます。

ただし、飲み忘れが休薬期間の直前や直後に起こり、結果として休薬が8日以上続いてしまうと、避妊の確実性が下がる可能性があります。

タイミングによっては追加の対策が必要になるので注意しましょう。

2日以上ピルを飲み忘れたときの対応方法

2〜3日連続で服用を忘れてしまった場合は、思い出した時点でまず1錠を服用し、さらに通常の時間にも、もう1錠を追加で飲みます。

そうすることで、ホルモンのリズムをできるだけ早く整えることができます。

ただし、飲み忘れの期間中に性行為があった場合は、妊娠のリスクがあるため注意が必要です。

心配な場合はアフターピルなどの緊急避妊も検討しましょう。

また、3列目(シートの最後の週)で2日以上の飲み忘れがあった場合は、予定されていた休薬期間を取らずにそのまま次のシートに移行するのが基本です。

これはホルモン量を安定させて避妊効果を確保するための対処法です。

飲み忘れ時のまとめ飲みに関する注意

ピルを複数日分飲み忘れた場合でも、一度に服用できるのは最大で2錠までです。

それ以上を一気に飲むと、吐き気や頭痛などの副作用が強く出ることがあるため、無理に取り戻そうとするのは逆効果です。

また、「たくさん飲めばその分効果が高まる」と考えて、アフターピルを多めに服用するのも誤りです。

過剰に飲んでも避妊率が上がるわけではなく、体への負担だけが増してしまいます。

偽薬の飲み忘れは心配不要

28錠タイプのピルのうち、最後の週に入っている色付きの錠剤には、ホルモン成分は含まれていません。

これらは偽薬と呼ばれ、飲み忘れても避妊効果には一切影響しません。

うっかり飲み損ねた場合でも、無理に飲み直す必要はなく、そのまま捨てて問題ありません。

本来の目的は、毎日ピルを飲むリズムを保つことで、偽薬はリマインダーのような役割を果たしているだけです。

ピルの飲み忘れを防ぐためのコツ

ピルを毎日飲む習慣を身につけるのは、最初は少し大変かもしれません。

しかし、飲み忘れを防ぐために工夫できることがいくつかあります。

以下では、効果的な対策を5つご紹介します。

1. アラームを活用する

毎日同じ時間にアラームをセットしておけば、ピルを飲み忘れることが少なくなります。

アラーム音で飲むタイミングをしっかりと意識でき、習慣づけるまで特に便利です。

スマホのリマインダー機能や目覚まし時計を活用すると効果的です。

2. ピルケースやピルポーチを使う

専用のピルケースを使うことで、飲み忘れのリスクが減ります。

ケースに曜日ごとの分けられた仕切りがついているものもあり、毎日の服用状況が一目でわかるので便利です。

また、ピルポーチに入れて常に持ち歩けば、外出先でも飲み忘れに気づきやすくなります。

3. 飲むタイミングを日常の行動とセットに

ピルを飲むタイミングを毎日の習慣に組み込むことで、忘れにくくなります。

例えば、「朝食の後」「歯みがきの後」「寝る前」など、必ずやる日常の行動とピルを飲むタイミングを合わせることで、習慣化しやすくなります。

4. 飲み忘れた日を記録する

ピルを飲み忘れてしまった場合、カレンダーアプリや手帳に「飲んだ」「飲み忘れた」を記録することをおすすめします。

このように記録をつけることで、忘れがちな日を振り返りやすくなり、管理もしやすくなります。

目で見て確認できると、次回からの意識が高まります。

5. ピルの種類を見直す

もし飲み忘れが頻繁に発生する場合は、ピルの種類を見直すことも検討しましょう。

例えば、超低用量ピルや、連続して服用するタイプのピルもあります。

服用が楽で忘れにくくなる場合もあるので、医師と相談して自分に合った方法を選びましょう。

クリニック情報

『徳川レディースクリニック』は、地域の女性のかかりつけ医です。

女性ならではのさまざまなお悩みに寄り添い、毎日を快適に、そして長く健康に過ごしていただけるようサポートしています。

中絶手術やピルの処方などにも対応しており、「望まない妊娠に悩んでいる」「きちんと避妊したい」「生理痛を少しでも軽くしたい」といったご相談も承っています。

気になることがあれば、どうぞお気軽に『徳川レディースクリニック』までご相談ください。

 

◆医院名

徳川レディースクリニック

◆所在地

〒592-8344

大阪府堺市西区浜寺南町3-2-1 浜寺メディカルスクエア3F

TEL :  072-266-3636

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