徳川レディースクリニック

MENU

新着情報

【コラム】子宮頸がんの原因ってなに?

子宮頸がんは、子宮の入り口である子宮頸部に発生するがんで、女性において非常に重要な疾患です。

近年、予防法や早期発見の重要性が広く認識されるようになり、子宮頸がんに対する理解も深まっています。

しかし、その原因やリスク要因についてはまだ十分に理解されていない部分もあります。

この記事では、そんな子宮頸がんの主な原因とそのリスク要因について詳しく解説します。

 

原因を知り、対策を講じることが大切です

結論から言うと、子宮頸がんの主な原因はHPV感染です。

性交渉や性的接触を通じてHPVに感染することが多く、喫煙や免疫力の低下、経口避妊薬の使用などがリスク要因として挙げられます。

子宮頸がんの予防には、定期的な検診とHPVワクチン接種が重要です。

自分自身の健康を守るため、定期的な婦人科検診を受け、HPVワクチンの接種を検討するようにしましょう。

1番の原因はHPV(ヒトパピローマウイルス)

HPV(ヒトパピローマウイルス)は、性行為によって主に感染するウイルスで、最も多くの子宮頸がんを引き起こす原因となります。

HPVには多くの型があり、そのうち数十種類は性器に感染することで知られています。

その中でも「高リスク型」と呼ばれるHPVが子宮頸がんに関連しています。

HPV感染が子宮頸がんを引き起こすメカニズム

HPVは、子宮頸部の細胞に感染し、その細胞を変異させることがあります。

通常であれば免疫システムが感染を排除しますが、免疫力が弱い場合や長期間感染が続くと、HPVが細胞のDNAに影響を与え、がんに進展することがあります。

これが子宮頸がんを引き起こす主要なメカニズムです。

その他のリスク因子

子宮頸がんは、ウイルス感染以外にもさまざまなリスクによって引き起こされる可能性があります。

以下のような複数のリスクが重なることで発症する可能性が高まるため、しっかりと予防を行うようにしましょう。

性交渉

HPVは主に性行為によって感染しますが、性的活動の頻度や相手の数、性交渉開始年齢なども、子宮頸がんのリスクに影響を与える要因です。

若い年齢で初めて性交渉を経験した場合や、多くのパートナーと性交渉をした場合、HPVの感染リスクが高まります。

喫煙

喫煙も子宮頸がんのリスクを高める要因とされています。

喫煙によって免疫力が低下し、HPVの感染から回復する能力が低くなるため、喫煙者は子宮頸がんにかかりやすいとされています。

また、喫煙による化学物質が、子宮頸部の細胞を傷つけることも一因です。

免疫力の低下

免疫が弱いと、HPV感染に対して十分に対応できず、感染が持続することがあります。

特に、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染している人や免疫抑制剤を使用している人は、HPV感染から回復しにくく、子宮頸がんのリスクが高まります。

経済的・社会的背景

一部の研究では、経済的背景や社会的地位も子宮頸がんのリスク因子に影響を与えることが示されています。

教育を受けていない、または定期的な検診を受けていない女性は、がんを早期に発見することが難しく、進行した段階で発見されることがあります。

子宮頸がんの進行と症状

子宮頸がんは、最初に軽度な異常細胞が現れ、これが進行してがんに至ることが多いです。がんが進行すると、細胞が異常な増殖を続け、隣接する組織や臓器に浸潤していきます。

子宮頸がんの症状

初期段階では、子宮頸がんに明確な症状が現れないことが多いです。

しかし、がんが進行すると以下のような症状が見られることがあります。

 

・不正出血(生理周期外の出血、性交後の出血)

・膣からの異常な分泌物(臭いが強くなることがある)

・骨盤痛や腰痛

・排尿時の不快感や血尿

・性交時の痛み(性交痛)

 

これらの症状があるからといって、必ずしも子宮頸がんであるとは限りません。

しかし、何らかのトラブルが起こっている可能性は高いため、違和感に気づいた場合、早期に婦人科を受診するようにしましょう。

定期的な検診と予防接種

子宮頸がんは、HPV感染が大きな原因であることが分かっていますが、他にも喫煙や免疫力の低下など、さまざまなリスク因子が影響を与えています。

予防には、定期的な検診やHPVワクチンの接種が有効です。

早期に発見すれば治療が可能なため、自己管理とともに定期的な婦人科の受診を心がけることが大切です。

子宮頸がん検診の重要性

子宮頸がんは早期に発見すれば治療が可能ながんです。

定期的に子宮頸がん検診を受けることで、がんの前段階である「子宮頸部異形成」やHPV感染を発見し、早期に対処することができます。

検診は、がんの発症を防ぐためにも非常に大切です。

HPVワクチン

HPVワクチンは、HPVの感染を防ぐために非常に効果的な予防法です。

特に、HPVワクチンは若い女性に接種することで、将来的な子宮頸がんの発症を大きく減らすことができます。

ワクチンはHPVの高リスク型に対して効果があり、がんの予防に大きな役割を果たします。

クリニック情報

『徳川レディースクリニック』は、地域の女性のかかりつけ医です。

女性ならではのさまざまなお悩みに寄り添い、毎日を快適に、そして長く健康に過ごしていただけるようサポートしています。

中絶手術やピルの処方などにも対応しており、「望まない妊娠に悩んでいる」「きちんと避妊したい」「生理痛を少しでも軽くしたい」といったご相談も承っています。

気になることがあれば、どうぞお気軽に『徳川レディースクリニック』までご相談ください。

 

◆医院名

徳川レディースクリニック

◆所在地

〒592-8344

大阪府堺市西区浜寺南町3-2-1 浜寺メディカルスクエア3F

TEL :  072-266-3636

一覧ページに戻る

中絶手術のお悩み専門サイト

ご予約・ご相談
はお気軽に

女性のお悩みは堺市西区の徳川レディースクリニックまでご相談ください。
産科婦人科学会専門医が皆様のお悩みに合わせた診療をいたします。

072-266-3636

072-266-3636

top

0722663636